根っこの部分
大河ドラマ「光る君へ」を楽しめるようにと、平安時代の本を読みあさっているのだが、読みたい、或いは読まなければいけない本がありすぎて途方に暮れている。
確実に、学生時代(国文)よりは勉強していると思うよ。
平安時代とは言っても、分かっているのは貴族の生活のみで、庶民の生活はほとんど見えてこない。
そんななかでは、やはり、一番気になるのは女性の地位。
源氏物語では紫の上でさえ、女三宮(皇女)が嫁いでくると正妻ではなくなる。
女三宮にしても、降嫁することで後見人が出来て、その後も贅沢に暮らせるわけだ。(物語の中では、そうはいかないけどね)
道長にしても、正妻の倫子様の姪っ子を召人としてる。(妾も召人も沢山いる)
上級貴族でありながら女房として出仕しなければならないのは、後見人が弱いかいないかで、自分で自分の生活を支えなければいけないって事で、道長に召人として選ばれるって事は有り難いことなんだろうな。
現代では考えられないけどね。
しかし、根っこの部分では男社会の考え方って、今も変わってないような気がするけど。
ちなみに、平安時代関連を書くときに選んでいる画像は、Adobeストックでライセンスを取得した上で手を加えております。
今回は、は4月の和色「浅青(せんせい)」を意識してみました。